谷口崇/becoming

眠れないので久々に何か書いてみる。いつもとは違って紹介風味で。ってことで、最近活動を再開しそうな谷口崇のセカンド。
これとSomething ELseのファーストとゼペットストアのファーストの３枚は、地味ポップアルバム良作としてかなりの好評価なのです。中でも谷口崇という人は、ある種の天才であることは間違いないと思う。独特にハイトーンな声、独学で短期間に修めたというアコースティックギター。シンプルながら安易な共感を覚えることを拒否するかのように決定的にずれている歌詞。良い。
とにかく良曲揃いなんだけども、「カラリといこうぜ！」と「苦々しい」の２曲の名曲が収録されているだけでもこのアルバムを僕は名盤と呼びたい。谷口崇の作り出す心地よい異物感と、何気に豪華なバックミュージシャン（コーラスに椎名林檎、ドラムに村石雅行など）の安定した演奏。実に長く楽しめる一枚。

追記：あ、廃盤だこれ。どうなってんだ日本。中古屋とかamazonのマーケットプレイスとかで見つけたら是非。

becoming