G戦場ヘヴンズドア/日本橋ヨヲコ
1つの作品があって、書き手がいて、読み手がいる。ブンガクでは、1番偉いのは「読者」ということになっているらしい。その説の是非は置いておくにしても、太宰治を持ちだしてくるまでもなく、後世に残る名作は「読者」に対する意識が並外れて高いことは確かだと思う。
誰かに何かを届かせることが困難なことくらい、誰だって知ってる。わかりたくないだけで。僕らが表現という凶器を収めて、ただ手を差し伸べることが出来た時。こんな風になれるんだろうか。答えが出ないから、涙する。
追記:「マンガ書きが主人公のマンガ」ってことでとっつきにく気かもしれませんが、普通に良いです、これ。一度お試しあれ。
- 作者: 日本橋ヨヲコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/09/30
- メディア: コミック
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