12月10日に解散した、BUNGEE JUMP FESTIVAL。その解散ライブのセットリストが公式に発表されていたので、行けなかった僕はitunesで同じ曲順で聴いております。

改めて聴くと、やっぱり素晴らしい。いい曲ばっかりってのはこの際置いといて。もうね、空気が違う。この人たちには、明らかに音楽をやってる「必然」がある。一音一音に込められた意思が半端ない。リリースされてる音源にも、けっこう音楽的には外れている音もあるんだけど、そんな音のひとつひとつにも、呼吸なり感情が感じられて。それこそが、僕がこのバンドを特別に感じている理由なんだと思う。

伝えたい、という気持ちに満ち満ちた音。だけどそいつは決して暴力的にならず、どこまでも優しく僕に響く。言ってもしょうがないんだけどさ、何でこれが響かない人がいるんかね。むしろ不思議だよ。もったいない。まぁアレですよ。ファッションで音楽聴いてる分にはスルーして構わんよ。けどさ、ロックフェスがあんだけ成功を収める今日びさ。フェスっつーのが十二分にファッション的であることは置いといて、そんだけロック好きがいるんでしょう、この国には。アホかと。例えばミッシェルガンエレファントが解散したとき。それとは全く違う喪失感でいっぱいです。このバンドの音が、結局シーンには届かなかった。それは余りにもやるせない。もうさ、バンジーの音聴いてみろとは言わないよ。たださ、聴いてないあんた。あんたにとってのロックって何?一回考えてみるといいさ。そしてきっとそのひとつの回答を、あんたは見逃したんだ。それが何だったのかだって、もう教えてやるもんか。



そんな解散ライブのDVDが出るそうです。ただし、完全自主制作になるため、事前予約を受け付けているとのこと。タイミングを逃すと二度と手に入らないと思うので、興味ある方は速攻どうぞ。
http://www.thinksync.co.jp/records/BJF/
つーか著作権のことを考えるとリリース撤回とかも有り得なくもない気がするので、祈りながら待とう。