ユメノヒビ

明日も君に会えるかなんて、意味のない問いだと
明日の君に会える為への、努力を怠った
この部屋は僕らの　帰る場所だと　思い込んでいた
カーテンを閉めて　電気を消して　そう　それが全てで

君の眠る横で僕は感じていたんだ
絶望的に終わらぬ夜

固く固く踏み固めた　僕らの世界は
密度を高め少しずつ　ヒビ割れていたんだ
新聞を裏返して　テレビを消して　そんな日々なんて
続きはしないさ　だけどそんなことも　気づかないもんだ

夢のヒビに覗いていた　その世界は
いつの間にか僕らを飲み込んだ

夢のヒビに描いていた　その続きは
ふとした未来に　そっと見せてよ
君が例え　それをもう　望まなくても
醒めないままに　夢は終わり　また始まった