あぁしょうがねぇなぁ。

電気用品安全法って知ってます?
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c5ŵ%a4%cd%d1%c9ʰ%c2%c1%b4ˡ
こんなのなんですけど。今、一部ではかなりウワサになってる、5年前とかに、ひっそりと成立してる法律です。あんま個人的にはこういうの書きたくないんですが、あまりにもどうしようもないので書いてみます。

詳しい内容はリンク先で見てもらうとして、すごく適当に事例で書くと、ファミコンとかスーパーファミコンの本体ってのは、中古市場含めて今年4月からは消えうせます。店頭での販売が禁止されて、個人売買をしないと手に入らなくなります。リサイクルショップも、ここ5年以内くらいに発売の製品以外の取り扱いがなくなるはずです。

具体的には、電源部分にPSEマークってのがない電化製品の販売(新品、中古問わず)が今年の4月から出来なくなるのですよ。ちなみに2001年4月くらい以前に発売されてるものにはこのマークは確実についていません。さっき挙げたファミコン本体とかは、厳密にはアダプタを別売りで手に入れれば良さそうだし、抜け道はありそうなんですけどね。

一般的には、リサイクルショップで古めの安っすい電化製品が買えなくなる、ってことと、古めの電化製品をリサイクルショップに持っていっても買い取ってくれなくなる(買い取ったところで販売することが出来ないから。これはハードオフとかでは既になってるみたいです)という、実生活レベルでの問題も大きいんですが。

しかしながら、これ、音楽好きには本当に大打撃な法なのです。音楽関連の機材の中には、ビンテージであるからこそ意味があるものだったり、現在諸々の理由で生産出来なかったりで、中古市場ってのが確実なニーズがあります。「旧ソ連軍の軍事用部品を流用した」製品とか、現在は入手のしようもありません。そういったモノが、軒並みこの法律で流通がほとんどストップしてしまうことになるわけです。

別に僕個人がそういう品のコレクターだったりするわけでもないんですが、場合によっては関係がないわけでもないし、第一、そういう機材が中古屋に入荷してるのを見るだけでも楽しくなってくるわけです。そういう環境がなくなってしまうのは、非常に嫌だなぁ、と。それは本気で思います。

じゃあ僕に何が出来るのかと。言ったらこういう地道な宣伝くらいで。法自体は既に施行されてますが、実際に影響があるのは4月からです。それまでに、ムーブメントがしっかり盛り上がれば、撤回なり改正なりが行われる可能性も十分にあると思います何の根拠もありませんが。せめてこれマジで知っといてください!そして雑談程度にでも人と話してみましょう!