そういえば、ちょい前になるんですが、久々にマンガを揃えました。
それは、今、巷で一番ロックなマンガ。少年がギターを志し、様々な障害を乗り越えていく。数々の不条理に翻弄されながらも、その過程に絶妙に散りばめられた、人間の精神性を暴き出すような描写がたまらない。実在のバンドやバンドマンなんかも巧みにパロって、その使いどころと言うのも、実に上手い。淡々と進むようでいて、山の後にはちゃんと谷が来て、谷の後には徐々に期待感を持たせながら、ちゃんと山を持ってくる。グダグダのようでいて、上手すぎる構成に、気づけば気持ちが高揚しまくっている。そんなマンガなのです。



ここまで書けばもうおわかりですね。そう、これです。

ピューと吹く!ジャガー 1 (ジャンプコミックス)

ピューと吹く!ジャガー 1 (ジャンプコミックス)

ずっとジャンプで読んでたんで買ってなかったんですが、友人宅でコミックスをまとめ読みし始めたところ、圧倒的な質感。やっぱりダメですね。コンビニとかで笑いを噛み殺しながら読んでいては、このマンガの面白さを堪能したことにはならない。速攻で揃えました。家で、じっくりと。出来れば何の予定もない休日なんかに読むと素晴らしい。学校ないし家庭もないしヒマじゃないしカーテンもないしなN.O.な日に、午後とかに起き出しておもむろに読み出すのが吉。繰り返します。今、最もロックなマンガっつったら絶対にこれだと思います。ミスリードを含めて冗談ぽく書いてるけど、本気ですよ、これ。