BUNGEE JUMP FESTIVAL/CRUITHNE [クルイシン]

まだほとんど聴いてません。でも、断言します。こいつが今年の僕のベスト１です。ってか、おいおい、聴けよみんなこれ！
BUNGEE JUMP FESTIVALというバンドは、悩みとか迷いとか絶望とか、ありったけの感情をかっこ悪いくらい愚直に、素直に露呈させながら、でもそれをひたすらにポジティブにロックすることで昇華させようとあがいてきたバンドだと思う。その様がかっこ良くても悪くても、そんな思いを映した曲たちは、余りにストレートに僕に響いてきた。例えば、迷いながら作った（と思われる）曲は、どうしようもなく不安定で、聴いてて痛々しいくらいだけど、それが包み隠さず伝わってくるという事実は、むしろ爽快で、だからこそ僕はこのバンドが大好きなんだ。
じゃあこのアルバムを一聴して、僕は何を感じたか？それは迷いが無いということ。そして、純度が高いということ。えっと、この辺を語りだすと、バンジーの歴史を総ざらいしそうな勢いなので省略しますが、ただ一つ言えそうな事は、BUNGEE JUMP FESTIVALはついに、万人にその思いを届かせうる武器を獲得しただろうこと。２年ぶりでこのアルバムを出すまで色々あったみたいだけど、その結果として、こんなにも確信に満ちた音が鳴っている。僕は嬉しくてたまらない。

アルバム自体の話もしたくてウズウズしてんだけど、アルバムを今日聴くことが出来た経緯が僕には珍しくドラマチックで、それも語りたくって仕方がないんだけど、それはまたの機会にしよう。とにかくおかえりバンジー！僕は待ち続けてて、本当に良かったと思っています。

CRUITHNE