3.布袋寅泰/サレンダー

これ書くために久々に聴いてみたけど、意外な程いい曲。コードをかき鳴らしただけのイントロの、単純だからこそのかっこ良さと、メロディの良さ。無駄に熱い歌詞。この曲が僕のロックの入り口となったのは勿論、そっからの僕の音楽の方向性もある程度決定付けたわけです。一つには、僕は布袋から辿って、ロックを聴いて行きます。自然、彼のルーツであるブリティッシュロックを聴くようになっていきます。彼のラジオでかけた曲とかをひたすら載っけてる本が出てるんですが、何年も経った今、布袋とは関係なく聴き始めたバンドがそれに載ってるのを見ると、あらためて自分のルーツが布袋にあることを思い知らされます。他には、孤独とか自由をテーマ好きもここから。また、かっこ悪かっこ良いバンドが好きなルーツもこの人。一歩引いてみるとやっぱり変だ。でも、当時わからなかったことも含め、彼の発言は、後々まで僕に影響してきます。「ロックは胸の痛みだ」とか、「ギターは打楽器だ」とか。あとジャケットは怖すぎ。