前書きでは大上段に構えましたが、次は一転して、自分の意見。
まず、タクヤさんの言ってることは、誤解されうる内容だとは言え、ちゃんとタクヤさん本人の意見、として構成されていることを前提とさせてもらいます。詳述は避けますが、「こういう発言をしているアーティストが、でもこういう行動を取るっていうことは、こういう意味に受け取られても仕方がない」という類のテキストだったと思いますね、普通に。ミスリーディングを誘う、とかはないと思うなぁ。意味がわからなかったら、ミュージックマシーンさんの文をよーく見てもらうしかないと思います。
そして、僕が思う現状を箇条書きで書いてみます。

  • CCCD問題については、ネット上のヘビーリスナー以外では大した関心を持たれていない。
  • また、実害のある人、というのも実際は割と少ない(あるいは被害を受けた自覚が無い)
  • だから、関心のある人と無い人の議論は平行線となる。

「だって、普通に聞けるし」「音楽自体とは関係ないし」
というのが、関心のない人の代表意見になるかと思いますが、僕もその通りだと思います。ただ、「CCCDだと聴けないプレイヤーがある」事と、「CCCDを再生することによって、プレーヤーに高い負荷が掛かる(それによって、場合によっては機器が壊れることがある)(更にそれに対して補償も一切無い)」という、2点。これくらいは知ってたほうが良いと思います。「これ使えないかもしれないし、ハードも壊れるかもしれないけど、返品とか補償はできないよー」という製品って、CCCD以外に思いつきませんけどね。
こういうことを、恐らく、「どれだけ主張しても、伝わらないことが多い」ことを知っていながらに、それを、ちゃんとサイト閲覧者に伝え続けてくれているタクヤさんに、文面の枝葉を取り上げて、批判する人間がいることは物凄く残念なことだと思うのです。絶対、タクヤさんは個人的感情だけで発言してるわけじゃないと思いますよ。
CCCDでも良いじゃん」って言う人。もしいるなら、「CCCDじゃないほうが良い」とは思わないでしょうか。好きな音楽だからこそ、少しでも快適な環境で聴きたい。それに向けての行動を、影響力があるサイトが敢えてやっている意味とか、ちょっとでも汲めたら、と僕は思いますよ。