stereo fabrication of youth/are you independent?

名古屋出身、ステファブの、自主制作音源とは思えないファーストアルバム。これを僕と1個違いの(当時)大学生が作った、ってのは相当に衝撃的でした。妙に高い演奏のテンション、やたらメロディアスなヴォーカルライン。反射神経だけで書いたような裏づけのない思想的な歌詞も、意味が感じられない分だけ記号的に聴こえて、曲自体の邪魔をしなくてとても良いです。これを入手した頃はもう興奮してひたすら色んな人に聴かせまくってました。奇跡の名盤。もう本当こればっか聴いてた。
比べてみると、色々作りこもうとして空回りした感のあるセカンド(ちょい前に書いてます)よりも、やっぱこっちが良いです。セカンドはやっぱ特に歌詞がなぁ。「出来町通りの変わらない風景に手を振る」なんて歌詞、誰も喜ばないっすよ。(名古屋ローカル)地元人だってどうかと思った。風景も意味合いも理解できる地元人すら共感できないような単語を無理矢理入れなくっても。とにかくファーストは最高です。