エレファントカシマシ/ココロに花を

就職して、熊本に配属、と決まったとき。今までは特に聴いてなかった、このアルバムを聴きながら行こう、と何故か決めた。そしてそれは、どうしようもないほど正解だった。
見知らぬものへの不安。新しい環境への期待。信じていた日常の喪失。およそ、男が一人で立とうとした時の、全ての要素が、そこにはあった。
あぁ、そうか、この曲を作った人にはこんな風景が見えていたのか。
そう一人勝手に解釈して、駅に降りた。ここで僕はやっていけると思った。

ココロに花を

ココロに花を