「no music,no life」。この言葉を聞いて、どう思うでしょうか。
非常にキャッチーなコピーですよね。自称音楽好き達の自尊心を絶妙にくすぐる。
「ワタシ、音楽がなきゃ死んじゃう!」
みたいに。とっても楽しいコピー。
これ、CDショップのコピーとしては非常に秀逸だと思うのですが、これを個人的に標榜するのは、どうかと思うのです。
嫌われようが、言ってみます。
「ほんとに音楽なくなったら、死ぬかよ?」と。
僕はどうかと言えば、自他ともに認める、音楽以外は無趣味な人間ですが、死なないですね。だから、言えない。

なんつーか、別に本来、そんな覚悟を強いるものじゃないし、
多分、「音楽がないと死ぬ、」なんていう直訳よりは、「音楽がない生活は死んだみたいにつまらないものだ」、というくらいの、訳をするのが、原義には近いんでしょうけど。知らんけど。多分。

何てか、ファッションに近いカタチで、この言葉が消費されてるのに不満なわけです。ニューヨーク好きでもないのに「IはぁとNY」Tシャツ着てる、みたいな。それに近い印象。

音楽に本当に囚われてる、という自覚のある僕としては、そんなこと言うなら、こっち来いよ、と思うわけです。もっと音楽にどっぷり漬かろうぜ。