LINUS OF HOLLYWOOD/LET YOURSELF BE HAPPY

Let Yourself Be Happy

Let Yourself Be Happy

いつの間にか木村カエラの"MAGIC MUSIC"の作曲とかやってたライナス。相変わらずにジャケットが良いのです。
一年前、ロジャーマニングjrのライブのオープニングとしての来日公演を見たとき、僕はファーストアルバムだけを聴いた状態でライナスを見ました。弾き語りという形態であったので、せっかくの作りこんだ曲を堪能しきれないもどかしさはありましたが、反面、曲自体の美しさは見事に浮き彫りとなって。
その中でも、僕が最も美しいと思った曲が、このセカンドアルバムに収録の「TO BE A GIRL」。この曲をCDで聴きたいぞ!そう強く思った僕が覗いたその日の物販では、出たばかりのサードアルバムしか販売されていなく。その後のロジャーのライブが良すぎたのと、地元CDショップに置いていないために機会を作りきらなくて入手しそこねていた、このCD。手に入れるのが一年遅くなったのを幾分後悔するほどの出来です。3枚の中で一番好きだ。

実はいつの間にかナップスターに入っていたので、まず聴いてみたのです。印象に残っていた「TO BE A GIRL」は、再生した途端にあの日のライブが蘇るような情景的な曲で。弾き語りで聴いたのと限りなく近い印象。さらにそれが一年経っても色褪せていない。メロディってのは、時にそれだけでエバーグリーンたりえる。そんなことを思ってしまうような佳曲。これを聴いただけでも買おう、と思ったのだけれども。
同じくらい僕の心を掴んだのは、2曲目の「GOODBYE TO ROMANCE」。オジーオズボーンのカバーです。これが良すぎる。ここまでポップにカバーするかこの曲を。言っても元曲だってヘヴィロックな人がやってる曲なだけで十二分にポップではあるのですが。オジーの方がカバーなんじゃねぇのこれ。そんな方々から怒られそうなことを考えてしまうほどのハマり具合。もうそりゃ買う買う。買いますよ。そして届いてみりゃ相も変わらずのライナスクオリティ。当たり前のように全曲良いよ。もっかいロジャーとセットで来日しないかなぁ。本当に夢のようなライブだったのですよ。