本日はタワレコまでこれを買いにいく予定。

ROBO-SAPIENS

ROBO-SAPIENS

JELLYFISH、ロジャージョセフマニングJrの変名プロジェクトらしい、こいつを。前作というか、ロジャーさんのソロアルバムは死ぬほど良いアルバムであったので、大期待。発売後1年以上経ちましたが、いまだにヘビーローテーションしてます。前作のソロは名曲しか入ってませんぜ。US盤は3曲差し替えてあるらしいので、明日これを買いに行ったついでに注文してこよう。せっかくなので、そっちも紹介。ひとまず、発売直後にミクシで書いてた文章を自分で引用という気持ち悪い手法をば。

JELLYFISHというバンドを、「90年代のビートルズ」と称するのに倣うなら、ソングライターであるアンディスターマー(今はパフィーのプロデュースしてる人)と、このロジャーマニングは、正しく「90年代のレノン&マッカートニー」であったと言っていいと思います。良くも悪くもポップアイコンとしてのレノン的な立ち位置をアンディとするなら、音楽的なイニシアチブは、やはりポールマッカートニー側である、つまりロジャーマニングという人にあったと思うのです。

のっけからビートルズJELLYFISHと両方知らなければわかりにくい話だったんですけど、まぁ要はこの素晴らしいアルバムを聴けと。もっと取り上げろと。この偏執的にアーティスティクなポップミュージシャンを、聴く機会を持とうぜ、という。JELLYFISH関連だったり、その後のパワーポップの流れは色々聴いてきたけども、ここに来てオリジネーターが見事に回答を提示してきました。アンディこそがJELLYFISHだったと思ってる人、そういう人こそ、これは聴くべき。つーか本当にもっと話題になってもいいと思うんですけどこれ。文句なしに素晴らしいです。

あと、全ての楽器を自分一人で演奏した、というアルバムで、こんな完成度のものを見たことがないです。まぁドラムはちょっとアヤシイかなって感じもなくもないんですがw、それにしたって一人でこれだけの作品を作り上げた事実を知ると、感嘆を通り越して、ちょっと絶望的な気持ちにすらなってくる。もうちょっと手加減してくれよ。

Solid State Warrior

Solid State Warrior

最近思うのは、これはこれで死ぬほど素晴らしいアルバムでこれ以上を望むなんて何て身の程知らずな、と思うほどなのですが、この曲達を、凄腕ミュージシャン集めてレコーディングし直してくんないかな、ということ。ロジャーが全ての楽器を演奏することで達成したことは、メロディ、ソングライティングへの大フォーカス。曲のその美しさが際立っていること。逆に、どの楽器も十分うまくこなしてはいるけれども、演奏自体の凄みとか、胸倉を掴むようなグルーヴはないわけで。このアルバムはこれで完成度で言えば200%とか言ってしまって良いと思うのだけれども、良く出来すぎな部分を壊してみるのも見てみたいです。