何故か突然、布袋寅泰のPOISONが聴きたくなって何年振りかにCDを手に取る。ケースを開けると、中にはAIRのメールオーダーの案内と椎名林檎の帯。昔の自分の無知がもたらした雑食に少し苦笑いしつつ、せっかくだからアルバムごと聴く。昔は嫌いだった、森雪之丞の詞が良い。

森雪之丞という人が布袋に書く詞は、退廃的で、衝動的で、やたら唐突に情景を描く。それは、例えばアルコールすら知らない当時の自分が、ちゃんと理解できるわけもなかったのだけども。そして、わからないながらもそういう曲を聴いて育った自分の中にも、やっぱりそういう部分はあるようで。今の僕を見て、見たとおりに普通だという人と、根本的に少しおかしいという人と、キレイに2種類いたりするんだけど、後者の感想を持つ人は、この辺の影響を受けた自分を垣間見たんだろうなぁ。ふと、そんな発見をした気になった。

追記。この森雪之丞って人の仕事をふと調べたら、知ってる曲がわんさか。以下にその例を幾つか紹介します。
キン肉マン Go Fight!』....... キン肉マン主題歌
『CHA-LA-HEAD-CHA-LA』... ドラゴンボールZ主題歌
『お料理行進曲』....... キテレツ大百科主題歌
知らなかった!いざ進めやキッチン言ってた人にくちづけで切なさを注がれていたのか!